アミノ酸とは
たんぱく質とアミノ酸
三大栄養素の一つである「たんぱく質」は、筋肉や皮膚、内臓など、私たちの体のあらゆる組織を構成しいますが、このたんぱく質を構成しているのが、20種類のアミノ酸です。
このうち9種類は体内で合成することができません。ですから食物から摂取しなければなりません。 この9種類のアミノ酸を必須アミノ酸といい、体内で合成することができる11種類のアミノ酸を、非必須アミノ酸といいます。
アミノ酸の役割
必須アミノ酸
| リジン | からだの組織の修復や成長、抗体、ホルモン、酵素の合成、ブドウ糖の代謝や肝機能の増強、脂肪の燃焼に関わっています。ウイルスのはたらきを抑制する効果があります。 |
| フェニルアラニン | 脳と神経細胞の間で信号を伝達する、神経伝達物質になる必須アミノ酸で、抑うつ症状を解消し、気分を高揚してくれます。 |
| ロイシン | 肝機能の増強が主な作用です。エネルギー源になり、筋肉のタンパク質の分解を抑える助けになる。 |
| イソロイシン | 神経の働きを助けたり、血管や肝臓、筋肉などに働きかけます。 |
| メチオニン | 不足すると肥満の原因になります。血液中のコレステロール値を下げたり、活性酸素を取り除く作用があります。 |
| バリン | 血液中の窒素バランスを調整したり、筋肉や肝臓に働きかけます。 |
| スレオニン | 成長促進や、肝臓に脂肪が蓄積して脂肪肝になるのを防ぐ作用があります。 |
| トリプトファン | 脳内ホルモンのセロトニンやメラトニンを増やしたり、成長ホルモンを促します。 |
| ヒスチジン | 成長にとても関与したアミノ酸です。神経機能の補助、紫外線の害を防ぎます。また、赤血球、白血球の形成に欠かせません。 |
非必須アミノ酸
| アルギニン | 脳下垂体に働きかけて成長ホルモンの分泌を促します。成長ホルモンが不足すると肌にシワができたり、筋肉が衰えたりします。 |
| グルタミン | 筋肉のたんぱく質合成を助けたり、潰瘍の治癒を早めたりします。 |
| プロリン | 筋肉の合成時の材料、コラーゲンの主要成分。筋肉のエネルギー源として使われます。 脂肪の燃焼に関わっています。 |
| グリシン | 他のアミノ酸の合成を助け、ヘモグロビンなどの材料になります。保湿作用、制菌作用、酸化防止作用があります。 |
| グルタミン酸 | 脳での代謝やほかのアミノ酸の代謝に重要な働きをします。 知能を高め、潰瘍の治癒を早めます。 |
| アスパラギン |
アスパラギン酸に変化します。 |
| アスパラギン酸 |
糖質を筋肉のエネルギーに変換するのを助けます。体内の老廃物の処理、肝機能の促進、疲労回復に効果があります。 |
| システイン | 組織の抗酸化反応を助け、回復を促進します。白血球の活性を高め、炎症を抑えます。 傷の治癒の促進、ブドウ糖の代謝、シミの原因となるメラニン色素の沈着を防ぎます。 |
| チロシン | 甲状腺ホルモンや、皮膚や髪の黒色色素であるメラニンの原料、神経伝達物質であるアドレナリン、ノルエピネフリン、ドーバーミンの原料となります。 |
| セリン | 皮膚の潤いを保つ天然保湿因子の主成分です。 |
| アラニン | 脂肪の燃焼に関わっています。また、免疫系をつくりだすのに重要です。 |
アミノ酸が不足すると
20種類のアミノ酸はそれぞれに別々の重要な役割を持っています。また、アミノ酸同士が結合し、ペプチド(アミノ酸が結合してできた分子)となることで、更に特別な役割を果たしたり、私たちの体を構成するたんぱく質となります。
アミノ酸が不足すると、体に様々な障害を引き起こしたり、老化を早める原因となります。
ですから、20種類のアミノ酸をバランスよく摂取することが大切なのです。
